この企画は、キャイーンの番組「100%キャイーン」のコーナーのひとつで、キャイーンから飯尾和樹さんに、わんちゃんを2匹プレゼントしたところから、「初めてのワンちゃん」と題して番組の最後にいつも放送されていました。急にプレゼントされたけど、飯尾和樹さんも望んでたことだったので、喜んでいる様子でした。

  ある日、飯尾和樹さんが家に帰ると、2匹のワンちゃんがソファーの上で寄り添っていました。ゴールデンレレトリバーと柴犬。2匹ともコロコロかわいくて、飯尾和樹さんも思わず赤ちゃん言葉に・・・。番組の出演者がそれぞれに名前をつけて、ゴールデンレトリバーはライル!柴犬はヴィヴィアン!と名づけられました。飯尾さんは、トイレやいろいろな必要なものを買ってきて、トイレを設置してる間に、ライルも、ヴィヴィアンもあっちでオシッコしたと思ったら、こっちでも、オシッコで、ワンちゃんをかってはじめての買主の試練が待っていました。それでも、飯尾さんは、がんばって育ててました。はじめての散歩では、ヴィヴィアンが、震えて、家の前から1歩も歩かないってこともありました。初めてのワクチン、はじめての散歩で、1番大変な時期をいっしょに過ごしてきました。ところが、100%キャイーンでは、この、はじめてのわんちゃんにもうひとつのストーリーがあったと放送されたのです。それは・・・。

 ライルもヴィヴィアンも5ヶ月か6ヶ月になろうかと言う時、キャイーンが突然飯尾さんの家に行って、飯尾さんに言った事は、実は、ヴィヴィアンや、ライルには別に買主さんがいて、その買主さんがライルとヴィヴィアンを返してほしいと言ってるということでした。飯尾さんには内緒だったので、飯尾さんもびっくりした様子です。それはそのはず、1番大変な時期を一緒に過ごしてきたからこそ、かわいさもなにもかも人1倍になってるのに、急に返してほしいなんて・・・。しかも、1ヶ月先とかじゃなくて、キャイーンがたずねてきたその日に返すことになってたのです。まだ、時間があると言うことで、飯尾さんは、最後に散歩に行かせてほしいとキャイーンに告げていつもの散歩コースへ。ライルもヴィヴィアンも自分たちが、新しい買主さんの所に行くなんて思ってもいないから、元気よく飛び出してうれしそうに歩いていました。いつもの公園で、2匹は飯尾さんにべったりです。そこへ、本当の買主さんの車が・・・。キャイーンも一緒に来て、ライルとヴィヴィアンを車に連れて行こうとするとライルが、伏せの体制のまま、キャイーンがリードを引っ張っても起き上がりません。多分このときは、なにかおかしいと言うことに気づいてたんだと思います。飯尾さんは、「ほら、ライル今日から、新しいお家でごはんたべるんだよ!」とか、「さっっと行ってくれないとつらいだろ」とか、声をかけるのですが、ライルは、動こうとしないし、立とうともしません。やっと立ち上がって、歩いたと思ったら、振り返りながら歩いてる。ヴィヴィアンも飯尾さんの周りをうろうろしてる。ちょっと歩いて、離れたなぁと思ったその時、ライルが、飯尾さんの所に急いで戻ってきて、飯尾さんの前におすわりをして、クーンクーンって泣いてるんです。本当に泣いてるんです。結局車に乗せられて、買主さんの元へ連れて行かれてしまいました。

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